2021年のダウの犬銘柄10選!投資法とメリット・デメリットも解説

ダウの犬 株式投資を始める
  • 高配当株だと思って投資をしたら業績が悪くて株価が低いだけだった。
  • 業績も冴えていて高配当な銘柄に投資をしたいけど

そんな悩みを抱えたことはありませんか?

もしかしたら、ダウの犬の投資法はそんな悩みを解決してくれるかもしれません。

ダウの犬の投資法は、ダウ平均構成銘柄30選から配当利回りの高い10社を選び投資をするという有名な投資法です。

なんと、この投資法はダウ平均を上回る投資成績をあげるともいわれています。

本記事を読んでもらえれば、

  • ダウの犬の投資法とは何か?
  • ダウの犬の投資法のメリット・デメリット
  • 2021年のダウの犬銘柄は何か?

が分かります。

高配当株への投資を考えている方には必見の内容になっています、ぜひ最後までご覧ください。

それでは、早速みていきましょう。

ダウの犬の投資法とは?

ダウの犬の投資法とは、ダウ平均銘柄の中から配当利回りの高い10銘柄を選んで均等に投資する方法です。

なぜ配当利回りが高い銘柄に投資をするのか?配当利回りが高い=株価が低い、ので割安な株に投資できるのです。

とても簡単な式ですが、配当利回りの式を確認しておきましょう。

配当利回り

株価 ÷ 配当 = 配当利回り

株価が下がれば下がるほど、配当利回りは大きくなります。つまり、配当利回りが高い銘柄を選ぶことで、割安な銘柄に投資することができます。

それっていわゆる高配当株投資では?

その通りです。いわゆる高配当株投資です。

ダウの犬の投資法は手法として昔からあるもので、以下の本で解説されています。詳しく勉強してみたい方は以下の本を手に取ってみてください。


ダウの犬の投資法のメリット

では、ただの高配当株投資を比べてダウの犬の投資法の何が優れているのかというと、大きく3つのメリットがあります。

  1. ダウ採用銘柄なので安心して投資ができる
  2. 高いパフォーマンスが期待できる
  3. 仕組みが簡単で、迷わず投資ができる

それぞれ、解説していきましょう。

メリット①: ダウ採用銘柄なので安心して投資ができる

ダウ採用銘柄はアメリカを代表するクオリティの高い企業の集まりです。1年毎に入替があり、業績が芳しくない時には外されるので、採用されている銘柄はどれも素晴らしいビジネスを展開している銘柄ばかりです。

高配当株を探していると、ただ業績が悪く株価が低迷しているだけの株に出会うことも多いです。

この投資法であれば、そういった不良債権銘柄を自動的に排除することができます。

メリット②:高いパフォーマンスが期待できる

株価が低く高配当な銘柄を選んでいるので、株価の上昇も、配当金も期待できます。

キャピタルゲインもインカムゲインも両方期待できる、と言えるでしょう。

メリット③:仕組みが簡単で、迷わず投資ができる

あとで手順を説明しますが、仕組みはとても簡単です。

投資をしていると、意思を制御することが難しい場面が多いです。

インフルエンサーがTwitterでおすすめしてるから買いたい…

ネットを見れば銘柄情報が山ほど落ちているので、ついつい理屈ではなく感情に流されて投資してしまいがちです。お気に入りのインフルエンサーのコメントを見て、銘柄選定している人も多いのではないでしょうか?

ダウの犬の投資法はルールが決まっているのでルールに沿って投資をするだけ。

人間の意志を排除できる、という点において、素晴らしい価値があると思います。

ダウの犬投資法のデメリット

メリットも多い投資法ですが、デメリットもあります。

基本的には、高配当株投資のデメリットと同じです。

  1. 大きなリターンは期待できない
  2. 配当を受け取るたびに税金がかかるので複利効果を得にくい
  3. 財務基盤が安定していない可能性もある

それぞれ、もう少し詳しく解説していきます。

デメリット①: 大きなリターンは期待できない

高配当株投資の宿命ですが、それほど大きなリターンは期待できません。例えば、1年で株価が10倍になったり20倍になったりといったことはおそらくないでしょう。

もちろん、購入する時点では株価が低い割安株を買うことになるので、株価があがることは期待できます。

ただ、ダウ採用30銘柄は、歴史があって、すでに十分な成長をした会社が多いです。ビジネスが成長しているからこそ、利益をあげて配当を安定してだせています。飛躍的な成長はしにくいでしょう。

高成長銘柄への投資機会を損失してしまう、というのはデメリットです。

デメリット②:配当を受け取るたびに税金がかかるので複利効果を得にくい

配当金を受け取る際には、税金がかかります。

まずアメリカで10%税金が引かれた後、残りの90%に対して日本国内で20.135%課税されます。トータルで、28.3%源泉徴収されることになります。

税金をひかれた後のお金で再投資をしていくので、投資信託の再投資と比べると複利の効果がえにくいというデメリットはあります。

デメリット③:財務基盤が安定していない可能性もある

ダウに採用されている銘柄は比較的財務基盤が安定している会社が多いですが、財務状況が悪いために配当利回りが上がってしまっているという可能性も考えられます。

それを知らずに高配当だからと思って投資をすると、さらにズルズルと株価が低迷したり、配当が停止されたりといった可能性もあります。

投資ですから、リスクは0ではないということは、頭に入れておきましょう。

ダウの犬の過去のパフォーマンスを検証!

以下の表が2019年までの3年間の暴落率のまとめです。

ダウの犬ダウ30銘柄S&P500
2017年23.7%28.1%21.8%
2018年0.0%-3.5%ー4.4%
2019年19.7%25.3%31.5%
Dogs of the Dow Total Return: Dog Yearsを参照

2017年と2018年はS&P500を上回るパフォーマンスを見せています。

ダウの犬の投資法の手順

それでは、具体的な手順を確認していきましょう。まとめると、以下の4つのステップになります。

  1. ダウ平均30銘柄の配当利回りをチェック
  2. 上記銘柄の中から配当利回りの高い10銘柄を選ぶ
  3. 10銘柄に均等に投資をする
  4. 1年後に配当利回りをチェック、銘柄を入れ替える(リバランス)

手順①:ダウ平均30銘柄の配当利回りをチェック

まずは、ダウ平均30銘柄をチェックしていきます。

以下が30銘柄の一覧と、配当利回りになります。

ティッカー銘柄セクター配当利回り
AAPLアップル情報技術0.62%
AMGNアムジェンヘルスケア3.06%
AXPアメリカン・エキスプレス金融1.42%
BAボーイング資本財・サービス
CATキャタピラー資本財・サービス2.26%
CRMセールスフォース・ドットコム情報技術
CSCOシスコ・システムズ情報技術3.22%
CVXシェブロンエネルギー6.11%
DISウォルト・ディズニー一般消費財・サービス
DOWダウ・ケミカル素材5.05%
GSゴールドマン・サックス・グループ金融1.90%
HDホーム・デポ一般消費財・サービス2.26%
HONハネウェル・インターナショナル資本財・サービス1.75%
IBMIBM情報技術5.18%
INTCインテル情報技術2.65%
JNJジョンソン・エンド・ジョンソンヘルスケア2.60%
JPMJPモルガン・チェース金融2.83%
KOコカ・コーラ生活必需品3.60%
MCDマクドナルド一般消費財・サービス2.40%
MMMスリーエム資本財・サービス3.36%
MRKメルクヘルスケア3.18%
MSFTマイクロソフト情報技術1.01%
NKEナイキ一般消費財・サービス0.78%
PGP&G生活必需品2.27%
TRVトラベラーズ金融2.42%
UNHユナイテッドヘルス・グループヘルスケア1.43%
Vビザ情報技術0.59%
VZベライゾン・コミュニケーションズ電気通信サービス4.27%
WBAウォルグリーン・ブーツ・アライアンス生活必需品4.69%
WMTウォルマート生活必需品1.50%

手順②:上記銘柄の中から配当利回りの高い10銘柄を選ぶ

30銘柄の中から配当利回りの高い10銘柄を選びます。

2020年末時点株価で選ぶと、採用銘柄は以下になります。

ティッカー銘柄セクター配当利回り
CVXシェブロンエネルギー6.11%
IBMIBM情報技術5.18%
DOWダウ・ケミカル素材5.05%
WBAウォルグリーン・ブーツ・アライアンス生活必需品4.69%
VZベライゾン・コミュニケーションズ電気通信サービス4.27%
MMMスリーエム資本財・サービス3.36%
CSCOシスコ・システムズ情報技術3.22%
MRKメルクヘルスケア3.18%
AMGNアムジェンヘルスケア3.06%
KOコカ・コーラ生活必需品3.00%

手順③:10銘柄に均等に投資をする

銘柄選定をしたら、10銘柄均等になるように買い付けをしていきます。

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手順④:1年後に配当利回りをチェック、銘柄を入れ替える(リバランス)

1年経ったら、手順①~③を繰り返して、配当利回りが高い順に銘柄を入れ替えていきます。

配当利回りが下がったということは株価が上がったことを意味するので、売却するとしても大きく損することはないという理屈です。

その時点で配当利回りが低い銘柄(割安銘柄)を、再度買い足していきます。

まとめ:ダウの犬の投資法をやってみるには?

まとめです。ダウの犬の投資法は、以下の4つの手順で進めます。

  1. ダウ平均30銘柄の配当利回りをチェック
  2. 上記銘柄の中から配当利回りの高い10銘柄を選ぶ
  3. 10銘柄に均等に投資をする
  4. 1年後に配当利回りをチェック、銘柄を入れ替える(リバランス)

このブログで紹介した本です。より詳しく知りたい方は、以下の本を参考にしてみて下さい。


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この記事を書いた人
しろくま

タイのバンコクに在住。ブログ書いてます。
海外駐在の体験や、株式投資に関してブログ書いてます。本業×副業で資産を増やして、2026年にセミリタイアが目標。
他の国にも住んでみたい。

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