【2021年版】P&G(PG)の銘柄分析:株価・業績・配当

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P&Gに投資したい

業績はどう?投資しても大丈夫?

株価は割高じゃない?

そんな疑問に答えます。

P&Gと言えば名前は聞いたことがあるのではないでしょうか?正式名称はプロクター・アンド・ギャンブル(Procter & Gamble)といいますが、ピーアンドジーの呼称で知られています。

私たちの生活に必要な製品を作っている会社で、一家に一つや二つはP&Gの製品が家にあるのではないでしょうか?この記事では、投資家目線でP&Gという会社を解剖していきたいと思います。

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それでは、早速みていきましょう。

P&G(PG)の株価・業績

株価

現在の株価のデータは以下になります。

finviz dynamic chart for  PG finviz.comより

長期で見ると、株価は右肩あがりにあがっています。

コロナの影響で2020年3月頃に一時的に株価が低迷しましたが、その後再び上昇していき、現在では過去最高値に近い当たりで価格が推移しています。この記事を執筆している2021年5月12日現在の株価と、2018年毎の株価を比べると2倍近くまで伸びています。

業績

直近の業績をまとめました。

売上は、徐々にですが上昇しています。2020年の決算は2019年から大きく売り上げを増やしました。

一方で利益ですが、2018年、2019年と減益でした。2020年に前年比で大幅に増益をして取り戻しています。

売上利益
2017年65.06B15.33B
2018年66.83B9.75B
2019年67.68B3.90B
2020年70.95B13.03B
P&G(PG)4期業績

グラフにすると、こんな感じになります。

[ninja_charts id=”16″]

やや利益率が下がり気味なのが気になりますが、売上は増えており利益も確実に出せています。

P&G(PG)の企業概要

基本データ

以下が基本データです。

P&Gは、世界でも有数の消費財メーカーで、アメリカのニューヨーク証券取引所に上場している銘柄です。S&P500の構成銘柄の1つでもあります。NYダウの構成銘柄30のうちのひとつでもあります。

名称プロクター・アンド・ギャンブル
The Procter & Gamble Company 
ティッカーシンボルPG
市場NYSE(ニューヨーク証券取引所)
セクター(GICS)生活必需品
指数構成NYダウ
S&P500

企業概要

P&Gの歴史は古く、1837年にアメリカのオハイオ州で石鹸、ローソクメーカーとして事業をスタートしたところから事業はスタートしました。

現在では消費財を中心に数多くの製品を手掛けていますが、以下のようなブランドを手掛けています。合計10個のカテゴリーに分かれていて、全てはあげられませんが、代表的なブランドは以下のようなラインナップです。

P&Gの製品ラインナップ

ブランドによっては、国によって事業譲渡されているものもあるので分かりにくいかもしれません。

例えば、のど飴のVICSは日本での権利はすでに大正製薬に譲渡されていますが、グローバルではP&Gの傘下に入っています。

P&Gは就職先としても人気です。起業家を輩出している会社でもあり、日本でもP&G出身の多くの起業家がいます。

Bitly

P&Gという会社の企業文化に興味がある方は手に取ってみてみてください。

将来性

ここ数年も右肩上がりで成長しており、爆発的ではないものの、今後も人口増加とともに緩やかに成長していくでしょう。

地域別の売上は以下のグラフの通りです。

2020年 P&G地域別売上
2020年P&G地域別売上データ:2020年Annual Reportより引用

販売の約半数をアメリカが占めています。アメリカはこれからもまだ成長するでしょうし、それほどシェアが大きくない中国、アフリカなどはシェアが増えていけば売上も増えていくと思われます。

P&G(PG)の配当金

配当データ

配当利回り2.53%
年間配当額$3.479
権利月1月・4月・7月・10月
配当支払月2月・5月・8月・11月
連続増配年数45年

米国株は、年間4回配当が支払われるのが一般的です。

次回の権利落ち日はまだはっきりしていませんが、2021年7月末、権利支払日は2021年8月中旬の予定です。

配当実績

配当実績をグラフにしています。

2010年からのデータを載せていますが、45年連続増配を記録しています。2021年も、着実に配当を積み増ししました。

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配当利回り推移

次のグラフは配当利回りの推移です。

[ninja_charts id=”18″]

配当自体は増えてますが、株価があがっているので配当利回りは低下しています。コロナ発生の際に株価が下落して配当利回りがあがりましたが、その後株価の上昇とともに落ち着いています。

現在も2%以上の配当利回りは維持しています。

増配率

増配率のグラフです。

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年々上昇しており、2020年は10%にせまる増配率でした。

まとめ

まとめです。

P&G株の特徴
  • P&Gは有名なブランドを多数抱える消費財メーカー
  • 株価は右肩上がりで上がっており、コロナ禍でも過去最高値を更新
  • 2018、2019年は利益減だったが2020年に利益は回復、売上は過去最高を更新
  • 現在の販売はアメリカが半数程度、中国やアフリカなど今後シェアが増えていくとまだまだ伸びていく余地はあり

以上、P&Gに関するデータをまとめてますので、投資判断の参考にしてみてください。

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株式投資を始めたいという方は、以下の記事を参考にしてください。少額で株式投資を始める方法について解説しています。

決算書を読んでみたいという方は、以下の記事を参照ください。決算書を読むポイントがつかめると思います。

米国株の決算書をみようとすると英語がでていて分かりにくいと思います。以下の記事に決算書にでてくる勘定科目の日本語訳をまとめてるので、もしよければ参考にしてみてください。

この記事を書いた人
しろくま

タイのバンコクに在住。ブログ書いてます。
海外駐在の体験や、株式投資に関してブログ書いてます。本業×副業で資産を増やして、2026年にセミリタイアが目標。
他の国にも住んでみたい。

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