【2021年版】ウォルグリーン(WBA)の銘柄分析:株価・業績・配当

ウォルグリーン銘柄分析 株式投資を始める

ウォルグリーンに投資したい

業績はどう?投資しても大丈夫?

株価は?割高じゃない?

そんな疑問に答えます。

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスは世界最大の薬局チェーンです。

日本には店舗がないので馴染みがないかもしれませんが、アメリカを代表するドラッグチェーンです。日本で言えば、ウェルシアやツルハホールディングスのような会社ですが、それよりも大きな会社で、アメリカ国内の店舗数は8901店舗にのぼります。

他国へも展開しており、全世界で13000店舗以上の店舗数をほこります。

本記事では、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの株価や業績、配当などについて解説します。また、ウォルグリーンの事業内容、将来性についてもみていきたいと思います。

私は実際に米国株に投資している経験者なので、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスへの投資を考えている方には参考になると思いますので、ぜひご覧ください。

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ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)の株価・業績

株価

現在の株価のデータは以下になります。

finviz dynamic chart for  WBA finviz.comより

長期でみると、ここのところ株価は下落傾向です。しかし。2020年10月に底をついてからは株価は上昇しております。

株価のピークは2016年で、今も株価は上昇しているものの、2016年のピークには届かない状況です。

業績

直近の業績をまとめました。

売上は、ゆるやかではありますが、右肩あがりに増えています。利益率は3%程度と高くはなく、2020年には、0.3%程度まで利益率が下がっています。

2020年は、コロナ禍にも関わらず売上は大きく増えました。コロナで外食ができない時期もあったので、その分スーパーマーケットは恩恵を受ける形となりました。不況下でも安定した業種のひとつです。

売上利益
2017年118.21B4.08B
2018年131.54B5.02B
2019年136.87B3.98B
2020年139.54B0.45B
ウォルグリーン(WBA)4期業績

グラフにすると、こんな感じになります。

[ninja_charts id=”36″]

グラフにしてみましたが、利益と利益率がほぼ見えませんね。動的チャートになっているので、カーソルをあてると数字が見えます。

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)の企業概要

基本データ

以下が基本データです。

ウォルグリーンはアメリカを代表するドラッグストアチェーンです。生活必需品セクターの銘柄です。

ニューヨーク証券取引所に上場していて、NYダウの銘柄のひとつでもあります。

名称ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス
Walgreens Boots Alliance, Inc.
ティッカーシンボルWBA
市場NYSE(ニューヨーク証券取引所)
セクター(GICS)生活必需品
指数構成NYダウ
S&P500

企業概要

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスは、アメリカのウォルグリーンと、欧州のアライアンス・ブーツが統合してできた会社です。全世界で薬局チェーン事業を行っています。

アメリカを代表するドラッグチェーンで、同業種での競合はCVSになります(店舗数はCVSの方が多いです)。

2020年8月31日時点では、全世界に13,499店舗あり、アメリカ国内に9,021店舗、国外(イギリス、メキシコなど)に4,428店舗あります。

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの店舗数
  • アメリカ国内: 9,021店舗
  • アメリカ国外: 4,428店舗

参照:ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスIRページ(2020)より抜粋

なお、Wallgreen、Bootsなどいくつかのブランドを抱えています。アメリカではWallgreenの店舗が多く、イギリスにはBootsの店舗が多いです。

各部門の売上の比率は以下の通りです。

2018年2019年2020年
米国薬局98.3B
(4.7B)
104.5B
(4.0B)
107.7B
(2.6B)
海外薬局12.2B
(0.8B)
11.4B
(0.4B)
10.0B
-2.1B
卸売り23.0B
(0.6B)
23.3B
(0.4B)
23.9B
(0.7B)
()内は、営業利益

売上と利益を支えているのは米国内の薬局事業です。

海外薬局事業は2020年は赤字に転落していますが、Covid-19の影響でイギリスの店舗の休業があり伸び悩んだと記載がありました。ただ、Covid-19とは関係なく、売上が徐々に落ちているのは気になるところです。

なお、卸売り事業は2021年1月6日に、米医薬品卸大手のアメリソースバーゲンに6,500億円で事業売却しています。現在は、国内外の薬局事業に注力しています。

将来性

アメリカでの事業は成長しているので今後も成長が期待できますが、海外で成長できていないことが気がかりです。また、AmazonなどのECとの競争は激化しているため、店舗事業でどこまで成長できるのかが問われてきます。

Covid-19のPCR検査では、ドライブスルーの検査を導入するなど店舗ならではの事業展開も行いました。オフラインの事業の良さをどこまで伸ばせるかは一つの鍵だと思われます。

Covid-19の影響を受けて、欧州の店舗では苦境が続いていますが、コロナが明けたあとにどの程度成長が見込めるかは注目です。

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)の配当金

配当データ

配当利回り3.55%
年間配当額$1.87
権利月2月・5月・8月・11月
配当支払月3月・6月・9月・12月
連続増配年数45年

配当利回りは3.55%、年間配当は1.87ドルです。45年も連続増配を続けています。

配当実績

配当実績をグラフにしています。

[ninja_charts id=”37″]

増配を続けています。2020年は利益が減少しましたが、増配をしたので株主を安堵させました。ここ数年、利益が伸びにくくなっているため、今後も増配を続けられるかやや心配ではあります。

配当利回り推移

次のグラフは配当利回りの推移です。

[ninja_charts id=”38″]

配当利回りは、2~3%台で推移していましたが、ここのところ株価が下落したことにより、4~5%代にあがっています。

2021年5月現在は、3.5%ほどの配当利回りになっています。

増配率

増配率のグラフです。

[ninja_charts id=”39″]

2018年には10%の増配をしましたが、ここ2年は利益が伸び悩んでいることもあり増配率は低下傾向です。2020年は利益もさほどでていないので、増配しただけありがたい、という見方ができそうです。

まとめ

まとめです。

ウォルマート株の特徴
  • 世界で最大の薬局チェーン、競合はCVS
  • アメリカ国内の薬局事業がメイン、国外売上は10%以下程度
  • 卸売事業は、2021年に6,500億円で売却、薬局事業に集中
  • AmazonなどのECとの戦いが激化しており、店舗事業がどう推移していくかは要注意
  • 45年連続増配しており、利益がでれば今後も増配は期待できる

以上、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスに関するデータをまとめてますので、投資判断の参考にしてみてください。

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以下、関連記事です。

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスと同じく小売業のウォルマートの分析記事です。比較してみると面白いのでぜひみてみてください。

株式投資を始めたいという方は、以下の記事を参考にしてください。少額で株式投資を始める方法について解説しています。

決算書を読んでみたいという方は、以下の記事を参照ください。ポイントがつかめると思います。

米国株の決算書をみようとすると英語がでていて分かりにくいと思います。以下の記事に決算書にでてくる勘定科目の日本語訳をまとめてるので、もしよければ参考にしてみてください。

この記事を書いた人
しろくま

タイのバンコクに在住。ブログ書いてます。
海外駐在の体験や、株式投資に関してブログ書いてます。本業×副業で資産を増やして、2026年にセミリタイアが目標。
他の国にも住んでみたい。

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