【2021年版】ウォルマート(WMT)の銘柄分析:株価・業績・配当

ウォルマート(WMT)銘柄分析 株式投資を始める

ウォルマートに投資したい

業績はどう?投資しても大丈夫?

株価は?割高じゃない?

そんな疑問に答えます。

ウォルマートは世界最大のスーパーマーケットチェーンです。

日本では「ウォルマート」という名前の店舗はないのでそこまで有名ではないかもしれませんが、世界で最も大きいスーパーマーケットの運営会社です。アメリカには5,000店舗以上、その他中南米や欧州に店舗展開をしています。

本記事では、ウォルマートの株価や業績、配当などについて解説します。また、ウォルマートの事業内容、将来性についてもみていきたいと思います。

私は実際に米国株に投資している経験者なので、ウォルマートへの投資を考えている方には参考になると思いますので、ぜひご覧ください。

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ウォルマート(WMT)の株価・業績

株価

現在の株価のデータは以下になります。

finviz dynamic chart for  WMT finviz.comより

多少上下動はありますが、基本的には右肩上がりで推移しています。

2010年頃の株価は50ドル前後でしたが、現在の株価は142.03ドル(2021年5月31日現在)です。この10年で約3倍に成長しています。

業績

直近の業績をまとめました。

売上は、ゆるやかではありますが、右肩あがりに増えています。利益率は1~2%程度と高くはありませんが、安定して利益も出しています。

2020年は、コロナ禍にも関わらず売上は大きく増えました。コロナで外食ができない時期もあったので、その分スーパーマーケットは恩恵を受ける形となりました。不況下でも安定した業種のひとつです。

売上利益
2017年500.34B9.86B
2018年514.40B6.67B
2019年523.96B14.88B
2020年559.15B13.51B
ウォルマート(WMT)4期業績

グラフにすると、こんな感じになります。

[ninja_charts id=”33″]

グラフにしてみましたが、利益と利益率がほぼ見えませんね。動的チャートになっているので、カーソルをあてると数字が見えます。

ウォルマート(WMT)の企業概要

基本データ

以下が基本データです。

ウォルマートはスーパーマーケットチェーンで、生活必需品セクターの銘柄です。

ニューヨーク証券取引所に上場していて、NYダウの銘柄のひとつでもあります。

名称ウォルマート
Walmart Inc.
ティッカーシンボルWMT
市場NYSE(ニューヨーク証券取引所)
セクター(GICS)生活必需品
指数構成NYダウ
S&P500

企業概要

ウォルマートは、アメリカを中心にスーパーマーケットを展開しており、ウォルマートというスーパーマーケットと、サムズクラブという会員制ホールセール(コストコみたいなもの)の2ブランドを運営しています。

私はアメリカに訪問したことが何度かありますが、ウォルマートはどこに行ってもあるスーパーマーケットです。日本における、イオンのような存在かもしれません。

合計店舗数は10,526店舗、各店舗数は以下の通りです。

ウォルマートの店舗数
  • ウォルマート@アメリカ: 4,743店舗
  • サムズクラブ@アメリカ: 599店舗
  • ウォルマート@海外:   5,184店舗

参照:ウォルマートのLocation Fact(2021)より抜粋

売上の比率は以下の通り。

  • ウォルマート@アメリカ: 370.0B(67%) 
  • サムズクラブ@アメリカ: 64.9B(11%)
  • ウォルマート@海外:   121.4B(22%)

こうみると、アメリカ国内の売上比率がまだまだ高いですね。

隣国のカナダやメキシコ、チリをはじめ、中央アメリカ(コスタリカ、エルサルバドル等)、アフリカ(ボツワナ、ガーナ、ケニア等)にも出店してるようです。海外事業が育ってくれば、まだまだ拡大の余地はありそうな気がします。

日本では、ウォルマートの店舗はありませんが、西友へ資本参加していました。

しかし、2021年に保有株式を手放し、プライベートエクイティファンドと楽天に株式譲渡をしています。日本での事業は難しいようで、事実上の日本からの撤退しています。

将来性

コロナがきっかけとなり、オムニチャネル化を進めました。ECで店舗にある商品を買えるようにする取り組みです。

この分野には力を入れており、投資を進めていくようです。

例えば、実店舗だけでなく倉庫から直接配送できるようにすることで、実店舗での在庫管理の負担を減らすことができます。また、オンラインで注文しておいて商品を店舗で受け取れる仕組みもできてきています。

こうした投資によって注文から配送が効率的になり、経営効率も良くなっていくことが期待されます。

AmazonのようなECが先進的な企業であれば、Wallmartのような店舗をかかえる小売店は時代遅れな企業という見方もされていました。しかし、店舗と連動したオムニチャネル化により、市場からも評価をされてきています。

ウォルマート(WMT)の配当金

配当データ

配当利回り1.55%
年間配当額$2.20
権利月2月・5月・8月・11月
配当支払月3月・6月・9月・12月
連続増配年数47年

なんと47年も連続増配を続けています。少しずつ、少しずつ増配をしています。

業績もいまのところ良好なので、今後も増配は続けていくと思われます。

配当実績

配当実績をグラフにしています。

[ninja_charts id=”32″]

右肩上がりで増配していますが、毎年0.01ドルの増配となっているため、緩やかな上昇線になっています。

配当利回り推移

次のグラフは配当利回りの推移です。

[ninja_charts id=”34″]

配当利回りは、2~3%台で推移していましたが、ここのところは株高により2%を割り込んでいます。

2021年5月現在は株価が高く、配当利回りは低い水準となっています。

増配率

増配率のグラフです。

[ninja_charts id=”35″]

毎年0.01ドル、コツコツ増配しています。増配率は、現在1.9%となっています。少ないながらも、安定的に増配しています。

まとめ

まとめです。

ウォルマート株の特徴
  • 世界で最大のスーパーマーケットチェーン
  • スーパーマーケットのウォルマートと会員制ホールセールのサムズクラブを運営
  • 国内売上比率は89%、いまだに米国内での商品が主流
  • 反対に、国外での出店は今後も増えていく可能性あり(アフリカ、中南米など)
  • オムニチャネル化を進めており、Amazonなどのインターネット小売業に対抗している
  • 株価は堅調で、毎年0.01ドルずつ増配も続けている

以上、ウォルマートに関するデータをまとめてますので、投資判断の参考にしてみてください。

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以下、関連記事です。

株式投資を始めたいという方は、以下の記事を参考にしてください。少額で株式投資を始める方法について解説しています。

決算書を読んでみたいという方は、以下の記事を参照ください。ポイントがつかめると思います。

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この記事を書いた人
しろくま

タイのバンコクに在住。ブログ書いてます。
海外駐在の体験や、株式投資に関してブログ書いてます。本業×副業で資産を増やして、2026年にセミリタイアが目標。
他の国にも住んでみたい。

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